第12日目 宗教の位置、子供の仕事
9月19日 エチオピア ラリベラ
今日はずっと行ってみたかったラリベラ教会群!
隠れるために地下に掘り出してできたいくつもの教会
それに圧倒されつつ、街の人たちにもおもしろいところが
いつもより長めですが最後までお楽しみください
朝起きて早速スペイン人とともにチケットオフィスへ
料金は50ドル
めっちゃ高い
でも行ってしまう
ついでに勧誘されたからガイドもつける
朝10時、今から11の教会をまわる
迫力がすごい
一枚岩から切り出した教会は正直言ってキレイではないが厳かである
どこの教会の中にも絵が飾られていて
その後ろはカーテンで仕切られている
近い地域で紛争があるので観光客はかなり少ないが、そのおかげで元からあるような雰囲気を味わえる
経済学と観光を勉強していたというガイドが途中苛立ちながら、筆者とスペイン人に訴える
何でこんなに観光客が来ないのかと
まずなにより高い
そしてこいつらそれを自覚していない
料金体制の工夫もなく、プロモーションもぜんぜん
それをいろいろ提案したり、意見を言っても受け入れる姿勢がない
遺跡自体はすごいのにそこらへんが良くないぞラリベラ
そうこうしているうちに
一番見たかった聖ギオルギス教会
旅行していると映像でしか見てなかったところに行く、そうしてついにこんなところまで来たのかあと思う
この感覚が筆者にとって旅行してしまう1つの理由となると思った
ここまで来てしまった感
そのためにお金と時間をかけるのだなあと
この教会でよくそれを実感させられました
お昼には教会が閉まるので2時までお昼休憩
そこで出会ってしまう今旅行初めての自分土産
エチオピア、アフリカの伝統的ボードゲーム
少し値段交渉してすぐ購入
とりあえず帰ったらルールを調べます
みんな相手してください
お昼からの教会も信じる物への執念を感じさせるものばかり
アフリカのペトラ遺跡と呼ばれるものがかっこよかった
教会間の歩く移動も緑と遺跡が綺麗に混ざっていていい写真になる
教会めぐりの後は資料館みたいなところへも
管理がずさんすぎて、その分距離が近く感じられてよかった
少し早い時間に見学は終わり
昨日と同じホテルのレストランで夕食をとる
次の日はアディスアベバに戻らないといけないので早起き
だから早寝
おやすみなさい
これで今日の日記は終わらず
少し時間を巻き戻す
時間は朝10時前、教会群のチケットを買う前である
ここの子供達はまだ学校が始まっていないらしく、街中に子供達が多い
そしてかなりフレンドリーなのである
この流れはある程度読めるかと思うが、読者の予想は遠くはないはず
ちなみにこのお話は少し関係ないが、特徴としてここの人たちは日本人をよく認識している
首都アディスアベバでは、街中で95%チャイナ!と呼ばれるのだが、ここラリベラではほぼ間違いなくジャパンと言われる
日本人が多いのかな
お話に戻ります
ここの子供達はとてもお世話焼き
街に出ようもんならすぐに
ラリベラへようこそ!
名前は?よろしく!
教会群はどうだった?
何か困ったことはない?
と声をかけられる
この時は筆者もまだ優しくて、いろいろお話をする
そして2人の少年が筆者につくことに
明日のバスチケットを探しているというと
バスチケットオフィスまで案内するよ
明日ホテルからのタクシーを地元民価格で手配してあげる
と言った風にかなり良くしてくれる
教会群の中には入ってこず、毎回出口で同じ2人が待っている
まあ子供だし利用できるだけしようと思い相手する
教会群ツアーがおわり、
バスチケットを買いに行こうとすると、約束通り地元民価格でチケットオフィスまで連れて行ってくれる
チケット売り場でも大人がふっかける外国人価格を訂正してくれて、ほぼ半額の地元民価格で買わせてくれた
そして歩いてホテルまで戻り、
明日早朝にホテルにタクシーを手配してあげるから一緒に行こうと言われる
その後どこかに連れて行かれてお金取られるんだろうなと思いつつ了解する
別れ際には、数日後から始まる学校用の教科書がないからそこのお店で買ってほしいと言われる
もちろん断る
残念ながら彼らと1時間ほど話していて、もしかして信用してもいいのでは思うようになっていたのだが
2人の少年と別れ、ホテルにいると
たまたま次の日アディスアベバに行く都合のいい車をホテル側が提案してくれた
バスチケットを買った方では目的地まで所要時間2日
今回提案されているのはたった半日
料金を考慮しても後者の方がお得
ということで次の日の朝その少年たちのバスは断ることに決めた
さすがに当日に断るのでキャンセル料として少しは握って行かないといけないと思い、少しのお金は用意しておいた
まとめると2人の少年に良くしてくれて買った方のバスは捨てて、ホテル側の安心できる方で明日、アディスアベバに行くことに
さあ明日2人の少年と会った時どうなるのでしょうか
今日はここまでです
今日のツッコミ
おしゃれ坊
第11日目 もともとの景色
9月18日 エチオピア メケレ→ラリベラ
この日はただ10時間ほど車に乗っただけ
日記が簡単
ここ4日間頑張ったから許してほしい
朝3時半に起きて
ずっと一緒にいた日本人6人を送り出す
みんな年単位での旅行をしているので学ぶことが本当に多かった
特に長期旅行における危機管理と楽しむことのバランス
旅行ある程度する人なら共感していただけると思う難しいところ
最初にこの人と出会ってよかったと思う
ありがとうございました
ホテルの玄関から別れて、部屋に戻ると明らかに広くなっている
離婚ってこんな感じなのか
僕の車は8時にラリベラに出発する
ラリベラといえば有名なのは教会群
そこでは下から上に作る普通の教会とは違い、上から下に作っていく、つまり地下に教会ができている
車は1時間ほど待ってからやっと出発
乗客は公務員のスペイン人男性、弁護士、エンジニアのスイス人カップル、筆者の4人
会社が用意してくれたドライバー、TOYOTAランドクルーザーとともにラリベラへ
途中見える景色が綺麗すぎる
ドライバーは作物や家々の解説をしてくれる
木、草、泥だけでできた家が美しいと感じられる絶妙な配置
麦やトウモロコシのような作物の中に同じように家が生える
初期人類ルーシーが近くに住んでいたというのに、ほぼそのままのようで不思議である
しかし、科学や資本主義はこんなところにも這っている
都会や、特にこういう田舎にいくと中国の進出が非常によく感じられる
道路は基本メイドインチャイナ
植民地みたい
途中お昼休憩やトイレ休憩はさみ
10時間かけてラリベラに到着
18時半
スイスカップルはハネムーンだそうでもういいホテルを予約済み
スペイン人と僕で今日の宿をさがす
ツインの部屋で割り勘したので綺麗なホテルに安くで泊まれた
夕食はホテルのレストラン
シャワーはお湯が出て感動する
4日分の洗濯、と言っても2着だが、をしっかり洗濯して今日はおやすみなさい
明日はいよいよラリベラの教会群
今日のツッコミ
レストランの天井綺麗すぎ
第10日目 ダナキルツアー4日目 やっぱり過酷!
9月17日 エチオピア メケレ
ツアー最終日のメイン、カラフルで毒々しいダロール、塩の造形シカゴはこのツアーの代名詞をもう一度思い起こす
そしてツアーが終わっても今日は終わらない
朝早く日も昇らないうちに起床
お酒は少し残っているが朝食
初めの目的地ダロールに向かう
現地語でカラフルな場所という意味で
地下の火山活動によってできた地球とは思えない場所
火星とかナメック星とか言われる
車は昨日の塩湖を抜けダロールの手前までつ
ける
匂いはサウナのような温泉のような
15分ほど歩くという
気温は36度、よかったそんなに暑くないと安心する
いやそんなわけない日本だと猛暑日ではないか
この時はバカで気づいていない
メインの場所に着くまででもさまざまな自然の形を見せられる
総じてキノコみたいな形が多い気がする
天然温泉の端っこの硫黄が溜まったところが成長するとこんな感じになるんだろうなと思う
だんだん匂いがムトウハップ
軽い坂を登りきると目の前に広がるダロール
この情景を言葉にできれば筆者は本でも書こうかと思う
頑張りはします
蛍光ペン、ビブス、すごいキケンな色
ところどころブクブク音を立てて何かが噴き出ている
疲れて焦げた色から産まれたての色へのグラデーションが綺麗
自然の絶景はいろいろな偶然が重なってできているというが、それをひしひしと感じる
そしてだんだん疲れてきた
暑い暑い暑い
ペットボトルのぬるま湯がすごいスピードで減る
体裁は違うが同じような仕様の景色が続く
感動小なり疲れ
15分って何や
最後は惰性
涼しい気がする車内へ到着
次の目的地は、聞いていた話で勝手に滝で汗を流せるかと思っていた
それでは過酷の名が廃る
数分の車の後
塩の造形がシカゴのビル街に見えることから通称シカゴということろへ
数人が車で待機
これをシカゴとはうまくいったものだ
でも暑い
次は毒の温泉
周りでそのお湯を飲んだ鳥が死んでいる
とりあえず外に出て写真は撮る
すぐに車内へ戻る
しっかり温泉を見学していたのは3割ほど
お肌にはいいらしく現地人がペットボトルそのお湯を汲んでいた
薄い蛍光の黄色
しっかり疲れさせて
やっと次は滝のある川へ
みんなパンツ一丁で滝を浴びる
2日分のかいた疲れをながす
このツアー、飴と鞭がたまらない
また近くの集落でお昼を食べ、冷たいコーラを飲み完全回復した
最後の2時間ほどコンクリートの上を通って帰路につく
だんだんとその気温が下がってくる
無事メケレに到着
ずっと一緒にいたドライバーはさよならも言わせず帰宅
これにてダナキルツアー終了である
疲れた!
これではまだ終わらない
ツアー前までに泊まってた宿にもう一度チェックインして
ツアー参加者数人の打ち上げに行く
レストランに到着すると欧米人達がもうビールを何本もあけている
同じようにビール注文
冷えている!これがビールだ
こんなとき日本人にはやっぱりラガーが合うよう
4日目何を食ってもずっとトマトソースだったので、予てからの願いであったカルボナーラを食べる
胡椒が足りないがうますぎる
いろんな話をして盛り上がるが宴たけなわ
みんなとハグしてこれにてお開き
今日はまだやることがある
同行している日本人の誕生日サプライズ
しっかりとしたリハーサルを重ねたかいあって無事成功
内容に関しては直接筆者に聞いてほしい
一言言うとかなり異様なサプライズである
筆者以外の日本人6人は明日4時のバスでアディスアベバに向かう
そう彼らとの最終日でもある
2週間弱ずっと一緒にいるとかなり寂しくなるが、彼らの明日は早い
ということであまり話もせず就寝となる
過酷でも楽しいツアーが終わり、彼らと別れる
これから数日日本人1人行動
明日筆者はラリベラへ向かう
今日のツッコミ
茶ヤギさんがダンボール食べた
第9日目 ダナキルツアー3日目 テンションあげて
9月16日 エチオピア メケレ
ツアーも終盤、第3日目
今日のメインは広いアサレ塩湖と予期せぬアルコール
朝はゆっくりした時間に出発
途中に集落でお昼ご飯をたべる
3時頃に今日のベースキャンプに到着
しっかり気温は44度
ここで寝るのかと思うと気分が重くなる
ベッドは木で編み込まれただけのいつ壊れるかわからないやつ
ベッドというより地面じゃないだけ
ここから塩湖に行くまでの間、許可書の申請などで3,40分時間があるという
それは筆者がこのツアーで一番輝いた時間となる
待ち時間に欧米人8人プラス筆者が、コの字の椅子に座って話をしていると
エチオピア人の少年がその中心に入ってきていろいろお話をしてくれた
現地語での数字や、将来の夢、ここでの暮らしなど
エチオピアの伝統的なダンスもその少年含め数人のエチオピア人が披露してくれた
そして白羽の矢を向けられる筆者
日本の伝統的なダンスが見たいとフランス人が言うと勝手に盛り上がる筆者以外
やるしかない、こんなにおいしいことはない
でも日本のダンスって何だ
咄嗟の判断で正解は選択できないことが多いが、その選択こそが正解であるときも多い
なぜか頭に浮かぶ日本無形遺産
歌舞伎、狂言、能
とりあえずひたすら雰囲気を煽る
そして頭に微かに残る狂言の振りをし、歌舞伎の見栄を切る
結果としては無理やり盛り上がった感じ
それを皮切りに他の国のダンス披露されていく
あんな下手なダンスでも踊ったんだからと勇気付けられているよう
その後このツアーではあの微妙な狂言が人気を博していく
よくやった自分
無事に許可も下りて塩湖を目指す
理想としては乾季のウユニ塩湖を思い浮かべていただきたい
まあそんなことはないのだが
最初はまあまあ汚い
車から降ろしてもらう
少しなめたがしょっぱいというよりただただまずい
今日はこんなもんかと思っていたらここから一気に気持ちが駆け上がるように楽しくなる
なんとずっと乗っていた四駆の上に上がらせてくれた
終わりない真っ白な地面の上を滑り行くよう
それぞれの車が線を作りながら自由に進んでいく
他の車とすれ違うとお互いに手を振り写真を撮る
次に車が止まったのは塩でできた岩山のようなところ
一通りみんな上に登る
そして振舞われる突然のアルコール
地元のワインとよくわからない蒸留酒
ワインは以前に飲んだ白の謎な味
蒸留酒は40度程で味はサルミアッキ
どんな場所でも国籍でも酒が入ると雰囲気は一気に盛り上がる
踊ったりリンボーダンスしたり
ここは塩湖の真ん中
テンション冷めあらぬ中また四駆の上に乗ってベースキャンプに向かう
うちのドライバーはお調子者で外に身を乗り出しながら運転したりしていた
日が落ちていくが曇りで夕日は見えないが
遠くの方でたまに稲光りが見える
暗くなりながらそれぞれ車がパッシングして遊んでいるのを楽しむ
ベースキャンプまでたどり着くと夕食
今夜はダナキルツアー最後の夜
つまりパーティ
ビールやらなんやらを飲んでわいわいしていると気づけば日本人筆者1人
誰も酔っ払い何語を話しているかわからない
我々とビールの精算が合わないと現地人と話している間にしれっと抜け出し
今日は就寝
熱風は吹くがお酒のおかげで熟睡
明日はダナキル最終日
今日のツッコミ
このツアーでよく見かけた
燃え上がる蜃気楼
第8日目 ダナキルツアー2日目 過酷?
9月15日 エチオピア メケレ
喉元過ぎれば熱さを忘れるのか、この日はこのツアーが過酷さが薄れてゆく
朝4時起床
しっかり寝たがまだまだ眠い
日が上がってしまうと暑くなるからこの時間から起きて歩く
少しの歩いて上から火口を見る
まだ暗いので景色は昨日とほぼ同じ
見終わると下山
の前にクッキーが支給されるが
パサパサすぎて食えん
ガイドは我々の喉を過大評価しすぎ
少しずつ明るくなって改めて壮大さを感じる
行きと同じぐらい時間がかかった
ベースキャンプまでついた時の達成感は格別
そして行きと同じように砂利道走行2時間
だがその時目の前に現れる希望の光
なんとコンクリートで舗装された道路!
快適!こんなに揺れずに車は進めるのか!
このツアーでは火口付近といい地面の大切さに気づかされる
ここからツアーは快適へと路線変更していく
なんと次なる目的地は
塩湖&温泉!
そう2日間の汗やらなんやらを洗い流せる
水泳に一抹の不安を抱える筆者だが、それには足らない
なぜなら、そこは塩湖、勝手に体が浮く
さらに遠浅
筆者ための水泳環境である
ぬるま湯でも久しぶりの体を流す水分は気持ちいいものだった
かなりはしゃいだが疲れが取れた気がする
そしてその塩も流す温泉は湖岸から徒歩3秒
天然温泉掛け流し
こんなところで普通の温泉に入れるなんて
全てさっぱり洗い流しランチへ
そこには天国の液体、ギンギンに冷えたビール
ここエチオピアはビールがもともとうまい
そこに環境的要因が加わると
それは必然的に今までの人生で一番体にしみわたるビールとなる
今までくそ暑いところで白湯みたいな水だけを飲んで歩いていたのだ、それでは誰でもお腹を下すまでビールを飲んでしまうだろう
ランチが終わると次は今日の宿へ
これがまたいい環境
普通の民家を借りているのだそう
涼しげである、部屋がある、シャワー(バケツの水をコップですくってかけるタイプ)がある
嗚呼極楽
早い時間にここについていたので、他のツアー客といろいろ話をする
そして夜は誕生日サプライズの計画を練る
1人の日本人がツアーが終わった次の日が誕生日だからだ
我ながらいいサプライズ計画ができたと思う
入念なリハーサルを重ねてこの日はおしまい
今日は途中から快適に
しかしこの時がツアーの快適値極大であった
まだ濃厚なツアーが2日も残っている
今日のツッコミ
エチオピアコーヒーセレモニー
日本でいう茶道
下の草は草原をイメージしてるとのこと
第7日目 ダナキルツアー1日目 過酷!
9月14日 エチオピア メケレ
さあ今日からダナキルツアー
4日間にわたってこのツアーに関しての日記を書きます!
第1日目はいきなり今ツアーメインのエルタアレ火山火口見学
精神的にも肉体的にも過酷の一言に尽きる1日であった
が、読者には読みごたえのある1日かと
長いが是非この経験を少しでも味わってほしい
朝8時半にツアー会社受付に到着
そこから順調に積み込みを済ませ出発
車はトヨタの四駆、こっちで日本が人気なわけだ
計6台、20人ほどの観光客
国籍は日本、中国、フランス、オーストリア、アメリカ、スペインなど
うちのドライバーはかなりフレンドリーである
最初の数十キロは舗装された道を行く
こんなに舗装されてるのに揺れるのかと驚くがまだまだ甘かった
数回の細かい休憩を挟む
とても快適である、景色も素敵だ
ヨセミテ国立公園をすこし思い起こす
自然の中を小さく進むよう
3時間ぐらいで砂利道に入る
もう揺れるなんてもんじゃない
上下左右に止まらない
遊園地のアトラクションで数十秒なら大歓迎の動き
これが合計5時間ほど続く
途中車が止められる
外の銃を持ったおっさんとうちのドライバーが何かもめてるよう
御安心を、そのおっさんは国境付近の警備で僕たちに同伴している
どうやらそのおっさんが乗ってる車がパンクしたらしい
ということでその車の人が2人うちの車に乗ってくる
助手席2人、後部座席4人
なんでこんなところから過酷やねん
すでに気温は44度
その状態のまま1時間ほど進み
昼飯の場所へ
気温46度、これがこのツアーを過酷たらしめる要因のうちのひとつである
時期によっては50度までいくこともあるそう
昼飯を済ませ
またド悪路を2時間行く
僕は助手席にエチオピア人と2人掛け
もうぐったり
途中で交代してもらってなんとか息を吹き返す
そしてエルタレア火山火口までのトレッキングの拠点となるキャンプに到着
こんなところに住めるのかという僻地
昔からあるようで不自然な場所
すこしの休憩と夕食をとる
夕食のパスタが死ぬほど辛くぜんぜん食べられない
ここは普段は軍の国境警備用のキャンプだそう
因みにここエリトリアとの国境は外務省海外危険予測で危険レベル最大のレベル4
文言でいうと『直ちに避難してください』
そう言われてもツアーはあるし参加してしまう
上で寝るのだがそのためのマットや水をラクダに運んでもらう
トレッキングスタート
この日で1番過酷なのはこの登り
満月が雲でぼやけほぼ真っ暗なルート
星は見えない
ヘッドライトが照らすところだけが見えるが、どこまでも果てしなく同じ景色
キャンプの時から温い風は乾燥しているがねっとりとぬける
最初は草原で砂浜のよう、そしてだんだんと石が荒くなっていく
2時間もたてば、明らかに溶岩が固まったような岩の上を歩く
少しの硫黄の香りで近づいているのがわかる
最初の1時間は心臓が慣れていないのかかなりつかれた
話しながら歩いて行くとだんだん体が慣れていく
直前まで溶岩が見えないようなルートで余計に疲れる
結果3時間ほど歩いた
上まで行くとまたキャンプがあった
そして奥にはそこだけ赤いところがあった
ついに火口に到着
キャンプからまたすこし歩いたところに煮える鍋がある
キャンプでエルタアレ火山の説明を聞く
2週間おきにキャンプ地の手前まで溶岩が上がってくる現象があるという
直前にその現象があったらしく火口までにできたてと思われる溶岩跡がある
防犯ジャリジャリのような、霜柱のような感覚、ガラス分が多いのかと
とにかくもろく歩くとヒビが入ったりそこが抜けたりする
これが死ぬほど怖い
というか落ちたらマグマで死ぬ
雪のクレバスのよう
こんな意味で過酷だとは聞いてないない
びくびくしながら火口5メートルのところまで近づいた
たぶん各国の感嘆のセリフが聞こえる
中は煮えたぐってる
表面は温度が下がり黒くなるがたまに下からボコッとなる
それが大きいと歓声になる
しゃぶしゃぶの終盤でアクが表面を覆ってから煮え立つような感じ
風向きのせいか匂いはほとんど何もない
一生に一度しか見ないであろう自然現象
これが危うい美しさなのか
数分の後戻ることに
火口は広がりつつあるという
ということは近づいて今いる場所もいつかは崩れ落ちるということ
歩いていると地面の奥の方から抜け落ちそうな深い音
ガイドからここは通るななどという指示がとぶ
この帰る瞬間が1番精神的にやられた
大切なものは失ってから気づくとよく言うが
地面もそのうち
火口のキャンプでマットを敷いて寝る
空には満月とカシオペアと夏の大三角形
相対的感覚だがちょうど涼しい
この日は気持ちよく就寝
今日のツッコミ
これでいいのか国境警備
第6日目 ゆっくりと過ごす日
9月13日 エチオピア メケレ
この日はほんとにゆっくり過ごした
またしても日記が楽である
というか読者はおもしろいところがあまりないかも
朝10ごろまで寝て
部屋でぐだぐだ
他の人に映画をもらったりした
その人の映画のファイルを見てるといかにも旅人やなっていう映画がいくつか
今日のメインイベント!
日本人の1人がマクラメを僕ため作ってくれていたのだが、なんとそれが完成!
アクセサリーは普段全くつけないので人生初アクセサリー!
めっちゃかっこいい…にやにやする
日本でもつけてる予定なのでよかったらみてください!
そしてブログも書く
Wi-Fiがあるうちに投稿しておきたい
友達とラインができるのもこのタイミング
お昼ご飯は他のブログで見たピザ屋さん
味は美味しかったが数種類のメニューの違いがわからん
その後木陰でコーヒーを飲み
みんなでいい感じの写真を撮ったりした
この木陰コーヒーが最高の環境だった
ホテルに戻り2時間ほど昼寝
夕食は昨日と同じレストラン
メニューも同じパスタ
パンができたてで非常に美味しかった
そして明日からのダナキルツアーに向けて就寝…
なんて優雅な日だ
旅行中は1日をこんな風に使えるからたまらない
今日のツッコミ
気持ちやわらかい待て
伝わらないかなあ