第9日目 ダナキルツアー3日目 テンションあげて
9月16日 エチオピア メケレ
ツアーも終盤、第3日目
今日のメインは広いアサレ塩湖と予期せぬアルコール
朝はゆっくりした時間に出発
途中に集落でお昼ご飯をたべる
3時頃に今日のベースキャンプに到着
しっかり気温は44度
ここで寝るのかと思うと気分が重くなる
ベッドは木で編み込まれただけのいつ壊れるかわからないやつ
ベッドというより地面じゃないだけ
ここから塩湖に行くまでの間、許可書の申請などで3,40分時間があるという
それは筆者がこのツアーで一番輝いた時間となる
待ち時間に欧米人8人プラス筆者が、コの字の椅子に座って話をしていると
エチオピア人の少年がその中心に入ってきていろいろお話をしてくれた
現地語での数字や、将来の夢、ここでの暮らしなど
エチオピアの伝統的なダンスもその少年含め数人のエチオピア人が披露してくれた
そして白羽の矢を向けられる筆者
日本の伝統的なダンスが見たいとフランス人が言うと勝手に盛り上がる筆者以外
やるしかない、こんなにおいしいことはない
でも日本のダンスって何だ
咄嗟の判断で正解は選択できないことが多いが、その選択こそが正解であるときも多い
なぜか頭に浮かぶ日本無形遺産
歌舞伎、狂言、能
とりあえずひたすら雰囲気を煽る
そして頭に微かに残る狂言の振りをし、歌舞伎の見栄を切る
結果としては無理やり盛り上がった感じ
それを皮切りに他の国のダンス披露されていく
あんな下手なダンスでも踊ったんだからと勇気付けられているよう
その後このツアーではあの微妙な狂言が人気を博していく
よくやった自分
無事に許可も下りて塩湖を目指す
理想としては乾季のウユニ塩湖を思い浮かべていただきたい
まあそんなことはないのだが
最初はまあまあ汚い
車から降ろしてもらう
少しなめたがしょっぱいというよりただただまずい
今日はこんなもんかと思っていたらここから一気に気持ちが駆け上がるように楽しくなる
なんとずっと乗っていた四駆の上に上がらせてくれた
終わりない真っ白な地面の上を滑り行くよう
それぞれの車が線を作りながら自由に進んでいく
他の車とすれ違うとお互いに手を振り写真を撮る
次に車が止まったのは塩でできた岩山のようなところ
一通りみんな上に登る
そして振舞われる突然のアルコール
地元のワインとよくわからない蒸留酒
ワインは以前に飲んだ白の謎な味
蒸留酒は40度程で味はサルミアッキ
どんな場所でも国籍でも酒が入ると雰囲気は一気に盛り上がる
踊ったりリンボーダンスしたり
ここは塩湖の真ん中
テンション冷めあらぬ中また四駆の上に乗ってベースキャンプに向かう
うちのドライバーはお調子者で外に身を乗り出しながら運転したりしていた
日が落ちていくが曇りで夕日は見えないが
遠くの方でたまに稲光りが見える
暗くなりながらそれぞれ車がパッシングして遊んでいるのを楽しむ
ベースキャンプまでたどり着くと夕食
今夜はダナキルツアー最後の夜
つまりパーティ
ビールやらなんやらを飲んでわいわいしていると気づけば日本人筆者1人
誰も酔っ払い何語を話しているかわからない
我々とビールの精算が合わないと現地人と話している間にしれっと抜け出し
今日は就寝
熱風は吹くがお酒のおかげで熟睡
明日はダナキル最終日
今日のツッコミ
このツアーでよく見かけた
燃え上がる蜃気楼