第19日目 上の上にも上はいる
9月26日 エジプト アスワン
アブシンベル神殿などを見るための拠点としてアスワンまで移動
今日は移動疲れからほとんど行動しない日となった
そしてこの街でも日本人はいる
目を覚ますと7時、バスの中
それから眠れないまま時間が過ぎて、9時前にアスワン到着
ミニバスと徒歩で安宿街まで行く
地球の歩き方に載っている安宿に着いたものの、掲載価格の2倍!
驚いて他の安宿5軒ぐらい見てみたけど
他も同じような値上がりをしている
結局最初に訪れた宿が一番安かったのでそこにすることにしたのたが、インフレが凄すぎる
部屋に入ってとりあえず寝る
起きた時はすでに6時頃
Wi-Fiと情報を求めてロビーにいると
日本人と出会う
そしてもう1人日本人がいるらしいので3人で夕食を食べに行くことに
そのもう1人の日本人がすごい、今まで行った国が143!
初めて聞いたそんな数
アフリカまで来る人はすごい人が多いなあと思っていたけど、さらにすごい
ここまでくるともう鮮やかである
英語はほんとうに最低限なのにうまいこと物事をこなしていく
そんなに海外に行こうとは思わないけど、憧れます
安くてうまい飯屋、マンゴージュースが飲めるところ、イスラム圏で珍しいビールが飲めるところ、良くないけど良いレートでお金を替えられるところ(僕は手をつけていません)
全てこの人に教えてもらいお得な気分で夜の街をまわった
その後、水タバコのシーシャを試してみる
フランスで吸った時はタバコを吸わない筆者でも楽しめたのに、今回はほとんど普通のタバコという感じでぜんぜんおいしくなかった
いろいろお話を聞かせていただいて満足のうちに就寝
明日はゆっくりアスワン観光
今日のツッコミ
いい年したおっさんたちが興じるドミノとバックギャモン
第17日目 ノミネート
9月24日 エジプト カイロ→バフレイアオアシス
今日から一泊二日で黒砂漠、白砂漠ツアーに参加する
これは朝早くから出て、黒砂漠、鉱泉、クリスタルマウンテン、白砂漠(そこでキャンプ)に訪れるというもの
旅行してまだ2週間ほどではあるが、これは間違いなく思い出賞自然部門の筆頭候補である
朝6時前に起きるとすでに朝食が用意され、筆者以外の女子2人は起きていた
今ツアー参加の3人の同級生
こんな感じで集まるのは珍しいと思う
ホテルから長距離バス乗り場まで送ってくれる
車窓からのカイロの街並みはほぼ阪神高速である
バス乗り場では例のごとく他の乗客を長時間待つ
やっと出発、阪神高速を抜けると頭に浮かぶ通りの砂漠を進む
最後まで同じ景色
国内9割砂漠のエジプトをここに見る
とりあえずバフレイアオアシスという街まで行く
名前の通りここはオアシスらしい
そんな感じはしないが
そこで昼食を食べる
いかにもエジプト飯って感じでよかった
いろんなものをすりつぶしてパンに挟む
ガイドとドライバーを連れさあツアー出発!
最初の目的地は黒砂漠
大昔の火山活動で黒くなっている砂漠があるという
というかもう車窓から見る砂漠がずっと黒い
適当なところで止められ写真撮影
自然の中に車1つと人間5人
これがこのツアーを良いものにしている
次は地中から湧く鉱泉
冷たくてガスを含む
パンツ一丁で潜ると鉄分の味
クリスタルマウンテン
文字通りクリスタルっぽいのが多い山
きれいだが多くて気持ち悪くもある
登って見える砂漠平線
2度ほど砂漠のきれいなところに停車して写真タイム
ワクワクしてくる
そして白砂漠、キャンプ地に到着
日が暮れかけてもう宵の明星がみえる
ここからこのツアーの本領発揮
日が落ちるとともに星がみるみる出てくる
天の川、夏から秋にかけての星座がよく見える
下を向けば焚き火のキャンプ
飯はうまい
2人の日本人も素敵
砂の上に寝転べば晴天満天
地上には全ての方向に光がない
あるのは風が造る奇々怪界な形
もう日本に帰ってもいいくらい感動した
先にも言ったがこの自然の中のポツンとがたまらない
そして何よりの自慢が10秒ほどの流れ星、火球を見た
わりと詳細な願い事でも3回は言える程
中心が煌々と燃えているのがよく見え、本当に墜落するんじゃないかと思った
君の名は。なんて目じゃないの天体現象
生涯これ以上の火球は見ないだろう
お茶を作ってくれて歌って踊る
用意してくれていたマットと寝袋で就寝
眠気と次の日の出が邪魔だった
今日のツッコミ
これもまた白砂漠
第18日目 まだまだ元気なので
9月25日 エチオピア バフレイアオアシス→カイロ→アスワン
今日は朝起きてカイロまで戻り
さらにアスワンまで行く
かなりの移動距離と時間
まだまだ元気なので
さあ朝目を覚ますと日が少し登ったところ
時間でいうと6時前
安倍公房の砂の女状態である
口、鼻、耳、毛穴がジャリジャリ
砂の粒子が顔の凹みに全ての入り込む
それでも景色は美しい
周りにはキツネが食べカスをかざした跡
しっかりとわかる自然でさらに感動
ドライバーとガイドがすごい手際でキャンプを片付ける
途中何箇所か止まってくれる
青、白の構図がいい
やっぱり好きだこのツアー
幸せ冷めあらぬ中、カイロまで戻ってくる
そこから1時間でアスワンまでのバスチケット購入、シャワー、夕食をこなす
そして2人へのあいさつもしっかりとできないままにバスに乗り込む
同級生かつ長期旅行をしている2人
一緒にいる全ての時間が楽しかった
ツアーを楽しめた1つの要因として大きかったと思う
感謝しきれません
ぜひ日本でまた会いたいです
カイロから16時間バスに揺られ次の日アスワンで目を覚ます
今日のツッコミ
これで同じ5ポンド
第16日目 砂漠のオアシス
9月23日 エジプト カイロ
今日はエジプト初日
エチオピアで見たあの最後の景色をすぐに思い出す
朝2時にカイロ国際空港到着
とりあえずバスが来る6時ごろまで空港で寝る
さあ朝6時エジプトに入ろう
ちなみにエジプトだけは歩き方を持ってきた
だからほぼ何も調べずに入国
そしたら空港から市内の行き方がまあわからない
空港内シャトルバスを2周しながら
いろんな人に聞きやっとこさ市内へ
エジプトの人はとにかく優しくというイメージ、エチオピアと比べてだが
アジア人を異質のものとしてとらえていない
英語が話せなくても、その場所がわからなくてもなんとかしてくれる
しかし!まだ筆者はエチオピアをひきずっている!
市内のバスから目指すホテルまで明るく話してくれて、場所を教えてくれたお兄さん
全く信用できませんでした
接しかたがかなり冷たかったかな
ホテルに到着
有名な日本人宿です
信頼感、シャワーの温度水圧、ネット環境が日本
砂漠のオアシスとはこれを言う
移動やらなんやからで疲れたので2時間ほど昼寝
腹減ったし早速コシャリ
エジプトのソールフード的もので安早旨らしい
お味はまあまあ
コスパは良すぎる
ということで今後もかなりお世話になるでしょう
カイロはおおまかに、新市街、オールドカイロ、イスラーム地区、ギザピラミッドの4つにわけられるという
この時すでにお昼過ぎだったので規模や労力を考えイスラーム地区に行くことに
筆者の良いか悪いかわからないところはとにかく歩く
地下鉄で2、3駅なら
その駅を調べて、駅から目的地まで調べてするより歩く
だいたいの道と方角を頭に入れて歩く
そうすると街がよくわかる気がするし
歩いてはいけないようなところも歩ける
でも疲れる疲れる
そんな感じで1時間ほど歩き、ガイドブックに載っているイスラーム建築に着く
チケットを買って中に入ると感動
この時点で気付いたのだがイスラーム建築に入るのは筆者初めて
ヨーロッパでキリストの教会はかなり行ったことはあったがイスラームは初めて
今まで見たことのない建物
綺麗に削ぎ落とされストンッっていう感じ
空がまっすぐ落ちてくる感じ
とにかくいい発見をしました
もう一軒違う建造物に行き
ミナレットと呼ばれる細い塔に登る
全く誰もいなくて不安だがいい気分
エチオピアにはない暑さでよく歩いたので今日はこれで帰宅することに
これまで何度もあったのだが、例のごとく遠くからお声がかかる
ブルーモスクに連れて行ってやると
怪しい
でも行ってみたい、イスタンブールとカイロにしかないブルーモスク
ガイドブックにも載っているし、ついて行っても方角は合っている
こいつの口癖はドントビリーブミー、ビリーブユアアイズ
めっちゃ言う
怪しい
でもしっかり連れて行ってくれてブルーモスクであっさりお別れ
もうわからん
でも予定になかったブルーモスクで別れてしまったがために現在地がだいたいしかわからない
迷子インカイロ
西にいけばナイル川があるのでとりあえずなにがなんでも西に歩く
途中からすごい人混みクラクション
商店街みたいなところに入ってしまう
甲子園から甲子園駅までの道のよう
1時間ぐらいストレスと戦い
やっと知った場所に戻る
ホテル前で日本人と会い
イスラムの国ではなかなか手に入らないビールを飲むことに
ぷはー
これも砂漠のオアシスと言おう
ホテルで同い年の女の子に白砂漠黒砂漠のツアーに行こうと誘われる
もともと行く予定だったツアーを繰り上げて翌日参加するとこに
また同学年に出会えるのはうれしい
もう1人参加するのらしいのだが、その子も同い年
楽しいツアーになりそう
日本人宿だけあってロビーには5人ほどの日本人
いろいろ旅行のお話を聞いて、また行きたい世界が広くなる
こうして旅行にはまってく
よくないよくない
もっとお話していたかったが
次の日は朝早くから砂漠ツアーなので早くに就寝
新しい情報が脳にいっぱい入って疲れたが
今後2週間エジプトを楽しめそうである
おやすみなさい
今日のツッコミ
ホテル5階まで階段つらい
第15日目 カオス、エチオピアの最後
9月22日 エチオピア アディスアベバ→エジプトカイロ
今日夜10時にはエチオピアからエジプトに発つ
それまで、約束していた通り日本人の同い年の男の子と少し観光する
目的地は東アフリカ最大のマーケットと言われるマルカート
ここは混沌、カオス
が、アディスアベバ観光では一番楽しかった
聞いていた話では、
とにかく広く現地人がいないと必ず迷うという
そしていろいろなコーナーごとに分かれていて、スパイス売り場やリサイクル物売り場、お土産売り場などがあるらしい
それを目指して2人で混沌を進む
バスに乗りついたところは思ったより開けたところ、洋服ばかりの場所
とりあえず上の目的地を目指して歩く
歩く
あれ?ずっと洋服、靴、カバン、生地屋さん
歩く
細い道にも入る
しかし布の店たちから抜け出せない
早速マルカートを見せつけられる
かなり歩くとだんだん食品が売られる店が増えてきた、スパイスコーナーも近そう
その間にも、広大な棺桶売り、家具売り、日用雑貨売り、さらに飾り窓のコーナーを抜ける
この頃にはもうすでにカオス
細い道に溢れる人、物、事
ツッコミきれない
その後も歩いていると、なんとか目的のスパイス、リサイクル、お土産コーナーを見学できた
お昼にはマルカートの人しか利用しなさそうなレストランに入る
そうして元の中心街まで戻った
かなり汚くて、臭いところも多いマルカート
治安のかめか観光客は全く見なかった
そのためか5歩ごとにチャイナ!のお声がかかる
もう途中からは你好と返しておく
それで満足してくれるのだ
明らかにスラムみたいなところだが
一瞥、一瞥の色合いが美しい
茶、灰、黒の単純な町並みの中に、赤、青、黄、緑の原色な物事が際立ち勢いを感じる
そこに魅力を感じた
そうしてアフリカらしい、途上国らしい景気が首都アディスアベバで見たものの中で一番気に入った
満足
そして、彼とは別れるが
この日の飛行機の時間が近いことからまた空港で会おうということになった
ホテルに戻り2時間ほど昼寝をする
ダナキルツアーの会社がしっかり空港までの車も手配してくれて、空港着
晩御飯を探すが、予想よりもかなり高くてラマダンするレベル
手続きを終えると彼と再会
1時間ほど話して、筆者が先に発つ
こっちで出会った初めての同い年、会話がしやすくて、しかも旅行にもいっぱい行っていてかなりおもしろい人でした
マラリアの薬、虫除けスプレーなどもいただいた
SNSをやっていない彼といつ会えるかわからないが、次もよろしく
これにてエチオピア終了
これはアフリカはまりそう
翌日ついにエジプトはカイロ到着
エジプトはピラミッド、カイロ、ヒエログリフなど楽しみが止まらない
今日のツッコミ
すごい
第14日目 最後のコーヒー
9月21日 エチオピア アディスアベバ
今日は次の日のフライトまでの時間つぶしの日となる
時間をゆっくり消費する日
朝起きていいWi-Fi環境に行きカイロ行きの航空券を購入
そのあと少し電波で日本との距離を縮める
ツアー会社の無料で泊まらせていただいてるホテルから中心地までは遠い
目当てのレストランまでは1時間弱歩く
バスもあるがケチる
レストランに入ろうとするとダナキルツアーで少しだけ一緒に行動した同い年日本人男の子と偶然出会う
そのまま彼と昼飯を食べ、あの有名なトモカコーヒーにいく
少しお土産とかを探したが民族の置物みたいなのしかなくてすぐに退散
修学旅行で変なノリで買ってしまうタイプのお土産ばっかり
彼とはそれで別れ、明日も一緒に行動する約束をする
その後三位一体教会を観光して勝手にガイド料を取られそうになる
すごい態度で断る
この時も、普通に街を歩いている時もだが、エチオピアでは自分の無慈悲スキルが向上したと思う
物乞いの小さい女の子でもすごい形相で断る
たまにいい人もいるのだが、この世の全てを憎むような顔して街を歩く
これも経験からの護身のひとつ
人をしっかり見分けられないうちはとりあえずこれが一番である
そしてエチオピアで最後のコーヒーを飲む
もうひとつも有名なお店
名前はすいません忘れました
場所によるが基本的に酸味が強いエチオピアコーヒー
毎回雰囲気も手助けしておいしいかった
すいません、コーヒー豆のお土産は我が家だけです、重いので
結局計算すると1日1杯以上飲んだエチオピアコーヒー
これにてコーヒー飲み納め
この日はその後ビール3本ピザお持ち帰りをして6時頃から1人で晩餐
いただいた『かもめ食堂』や『攻殻機動隊』を見たりして10時ごろに就寝
10キロほど歩いたがメケレやラリベラの疲れが取れた1日でした
今日のツッコミ
エチオピア航空にて
日本だけ日本じゃない
第13日目 またまた移動
9月20日 エチオピア ラリベラ→アディスアベバ
今日も移動
車に乗って14時間、カイロに飛ぶためにアディスアベバに戻ります
アフリカっていう余裕で移動してに1日使っちゃう
その前に昨日のお話の続きです
約束の朝5時にホテルの玄関にいると
2人の少年のうちに1人だけがそこにいる
早速、筆者はごめんねやっぱり今日は違う車でアディスアベバまで行くからバスはキャンセルするよ、と言って少年にすこしのお金をあげる
すると少年が、もう1人の友達はお金がなくて昨日汚いものを食べてしまって寝込んでしまったから、エキストラマネーがほしいと言う
残念、
旅行初日といい、エチオピア人で優しくしてくれた人はことごとく信用できない
全敗である
ごめんなさい、今後出会う本当にいいエチオピア人
その少年はとっとと追い返し、ホテルに戻る
昨日からのお話はこれでおしまい
朝6時にホテルを出発
上記のことがありことごとく人間不信
よくわからない、最初はどんな人もいい人だから
しかし車窓からの日が昇り始める景色はもう最高
作物ゆれる畑のなかにいる1人の女性
それを朝日が照らし上げる
「写真で辞書」みたいなのがあれば、"原風景"の項目に間違いなく掲載される映
どこを撮ってもいい写真
朝からネガティヴな感情になりつつ
でもドライバーは多分お金もしっかり稼いでいるし、たぶん本当のいいやつ
でもまだまだ信用はできない
でも景色は驚くほどキレイ
感情の向きがぐちゃぐちゃで心が疲れる
心がひどく揉まれるよう
それはもういいとして車はすすむ
動物がめっちゃ多い
ロバ、牛、馬、犬
みんな基本的には木や草を運んでいる
そしてこいつらが行く道をことごとく邪魔してくる
もしエチオピアに動物がいなければ移動時間は1割早くなる
道中、事故現場や脱輪して壊れているトラックをよく見る
ほんとうにひやひやさせられる
エチオピア人ドライバーによると
ISUZUのトラックはアルカイダと呼ばれているらしい
朝飯、昼飯、コーヒー3杯を全部ドライバーに奢ってもらった
怖い
昨日のことでとくによくそう感じる
よくわからないノリで、ドライバーさんのお買い物で微妙にお金が足りないからと言われ70ブルとられる
他のを見るといたって普通のことらしい
これはほんとうに悪気があってやっていることではないのでご安心を
飯代とチップを考えればかなり安いし
この2日前にドライバーの子どもがうまれたそうで、僕を届ける前に自分の子どもに会いに行っていた
僕も見せてもらう
生後3日はどんな動物でもかわいい
このドライバーの自宅が、団地の廃墟みたいなところで怖い
辺りは暗くなってくるし人通りもないし連れていかれるんじゃないかとビクビクしていた
途中で車から降ろされタクシーに乗るように言われる
もうその時は生きた心地がしないくらい怖かった
アディスアベバなはずなのに全く知らないところで、人は多いがもう真っ暗
結局は、杞憂
最後タクシーに乗る時に、僕が生きて帰るか心配だからと言って電話番号をくれた
そしてなんとかホテルに到着
いろいろ疲れたしビールを飲んでパソコンのアニメを見て
この日は就寝
今日のツッコミ
写真はないが
車で聞いていたラジオから日本語のアナ雪主題歌